FC2ブログ
ジャンヌ速報 ξ゚⊿゚)ξVIPウエストパークマンションなようです

ジャンヌ速報

新ジャンル的なスレとかサザエさんスレとかドラえもんスレとかvipまとめブログ
フリーエリア
ヘッドライン

ξ゚⊿゚)ξVIPウエストパークマンションなようです 

ξ゚⊿゚)ξVIPウエストパークマンションなようです


1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:09 ID:+quJSuzfO
 VIP市西地区公園前のマンション。

 建てられたのもわりと最近とあって、かなり綺麗な作りをしている。

 流石にオートロックやらは付いてないけど、2LDKで住むには充分。


 まぁでも、4人で住むには少し狭いんだけど……





ξ゚⊿゚)ξVIPウエストパークマンションなようです




 rn.1 ムカつくアイツ









ξ゚⊿゚)ξVIPウエストパークマンションなようです


2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage]:07/10/15 16:11 ID:2tPviZpIO
理解ができない




3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:12 ID:+quJSuzfO

ξ゚⊿゚)ξ「お疲れさまでしたー」

コンビニのバイト。
最初はかなりキツかったけど、慣れてしまえばまぁ楽だ。
しかしこの制服のデザインは……ダサいわ。

そのダサい服をロッカーに戻し、鏡で身なりを正す。
携帯を取出し時間を見れば、18時03分。
次のバイトの時間をシフトで確認する。

18時~22時……最悪だ。
時間的には短いけど客の多い時間。しかし最悪な理由は、そんな物じゃない。

もう1度オーナーにお疲れさまでしたと言い、出入口を目指す。

私が扉を押し開こうとした時、ガラスの向うにアイツの顔が見えた。
これはマジックミラーだから向こうから私は見えない。

でも私を見たアイツの反応は手に取るようにわかった。

( *^ω^)「おぉっ! ツンさん! お早ぉございますお!
      今日も可愛いですお! 結婚してくださいお!」

ξ゚⊿゚)ξ「……アンタも大変ね、毎日毎日」




4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:14 ID:+quJSuzfO

嬉しそうに挨拶してくるアイツ。
今の距離的にはコイツの方が正しいか。

コイツが、この発情期の白豚みたいな奴が、最悪な理由。

( *^ω^)「いやいや、ツンさんと逢えるなら毎日頑張りますお!
      ふひひ、誉められちゃったお……」

私は毎日同じ反応で大変ね、という意味で言ったのだが、
無駄に盲目なコイツは、バイトを毎日頑張っていて誉められた、と勘違いしたらしい。

ξ゚⊿゚)ξ「馬鹿にしてんのよ。お疲れ」

相手にするのも面倒くさい。
よくもまぁ、毎日あんな事が言えるものだ。



ξ゚⊿゚)ξ「お疲れさまでーす」

入り口に来ていた納品の業者さんに挨拶して、帰路へと入る。

自転車に乗れば数分で帰れるのだが、アイツが来て私の自転車は奪われた。
家に帰れば居るアイツの事を想像し、ドッと疲れが増えた気がした。







 


6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:16 ID:+quJSuzfO




ξ゚⊿゚)ξ「ただいまー」

('、`*川「あ、お帰り。もうすぐご飯できるよ?」

ξ゚⊿゚)ξ「ん、とりあえずシャワー浴びるわ」

汗を流してご飯。
その項を脱衣所で洗濯をしているペニに伝え、私はリビングへと向う。

夕暮れ時独特の、オレンジの光。
窓から溢れ出るその光を右手に、大音量のテレビを見る女。

ギャハハハとソファーに寝転がりながら煩く笑うソイツは、
左のテーブルに置いた袋をガザガサと漁っていた。

そして私は、ソイツに蹴りを入れた。

从;゚∀从「痛ッ!」

ξ゚⊿゚)ξ「何してんのよ」

从 ゚∀从「んぁ? おぉツン、お帰りー」




 


8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:20 ID:+quJSuzfO

ξ#゚⊿゚)ξ「質問に答えろ糞ガキ」

从 ゚∀从「何って? 見りゃわかんだろ。
     TV見ながらポテチ食ってんだよ」

もう1度私はコイツの脇腹を蹴る。

从#゚∀从「痛ぇな! 何すんだよッ!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「コレ私のでしょう!? 人の物勝手に食うんじゃないわよッ!!」

从 ゚∀从「食われたくなきゃ名前でも書いとけバ~カッ!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「よし分かったぶっ殺す!!」

掴みかかる私を、駆け付けてきたペニが止めた。
しかし私は止まらない。バカ呼ばわりされる覚えなどないからだ。

なぜなら……

ξ#゚⊿゚)ξ「名前書いてあるじゃないのよッ!!」

袋に『コンソメポテト』とでかでかと書かれたそれに被せ、ツンと更にでかでかと書いた。
油性の黒のマジックの太いほうで、だ。




9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:21 ID:+quJSuzfO

ξ#゚⊿゚)ξ「読める? コレッ!?」

从 ゚∀从「あぁ、馬鹿って書いてあるな」

('、`;川「ちょ、ハイン……!」

ξ゚⊿゚)ξ「……もういいわ」

踵を返し、短く狭い玄関前の廊下を通り、私の部屋へと向かう。
そして鞄を取出し、荷物を積める。

('、`;川「ツ、ツンちゃん……? どこか行くの?」

ξ゚⊿゚)ξ「出てくのよ。こんな家居られないわ」

('、`;川「で、出てくって……そんないきなり」

ξ゚⊿゚)ξ「なんで私があんなのと住まなきゃならないのよ。
      大体私は反対したのよ。それをアイツが無理矢理……!」

思い出したら腹が立ってきた。
いつだってそうなのよアイツは。
なんでも勝手に決めるし、人の中にズケズケ入り込んでくるし……!!

手に持つ1/100アッガイが、ミシと音を立てた。




 


12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:22 ID:+quJSuzfO

('、`;川「せめてほら、お姉ちゃんと話しくらい……」

ξ#゚⊿゚)ξ「嫌よ。もう決めたもの」

今は合いたくもないわ。
くそっ、鞄が小さい。プラモが全部入らないわ。

('、`*川「そんな事言わないでよ……ツンちゃん居ないと淋しいし……」

ξ゚⊿゚)ξ「アンタが何言っても無駄よ。もう決めたもの」

そこまで言った所で、玄関扉の開く音がした。
チッ、帰ってきやがった。

「ただいまー」

('、`*川「あ、お姉ちゃん……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ザクⅢは諦めよう。

大体の荷物を纏め、すっかりパンパンになった茶色の革鞄を担ぎ、玄関を目指す。




13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:24 ID:+quJSuzfO

川 ゚ -゚)「お、ただいま。……旅行にでも行くのか?」

('、`;川「それが……」

ξ゚⊿゚)ξ「出てくのよ。そこ退いて」

川 ゚ -゚)「はぁ……またか?」

ため息をして、やれやれと私を見るクー。
何よその目は。我儘なんかじゃないんだからね。

ξ゚⊿゚)ξ「今度は本気よ。二度と戻らないから」

川 ゚ -゚)「出て行って何処に行く? 当てなどないだろう」

ξ゚⊿゚)ξ「どうとでもなるわ。お金ならあるもの」

川 ゚ -゚)「ツン、とりあえず落ち着け。
     ゆっくり話そう。な?」

私の肩に手を置き、クーが言う。
そのスーツ姿も、今じゃ見慣れた。

ξ゚⊿゚)ξ「……」




14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:26 ID:+quJSuzfO

川 ゚ -゚)「10分、いや5分でいい。ハインの話しも聞きたいしな」

ξ゚⊿゚)ξ「……5分だからねッ」

鞄を持ったまま、リビングへと歩く。
後ろからクーのため息。つきたいのはこっちよ、全く。

リビングからはまだTVの大音量。
日は落ちたのか暗かったが、馬鹿はまだ爆笑してた。

从 ゚∀从「あ、クーお帰り~」

川 ゚ -゚)「ただいま。ハイン、ツンが出てくそうだ」

从 ゚∀从「……ふ~ん」

首だけこっちに回していたハインだったが、クーの言葉には興味なさそうに、視線をまたTVに戻した。
全くもって腹が立つガキだ。

川 ゚ -゚)「ツンは、ハインが居なければ、出ていかないのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「えぇ、出ていかないわ」

川 ゚ -゚)「そうか、ならハイン。出ていけ」

('、`;川「ちょっとお姉ちゃん!」




15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:28 ID:+quJSuzfO

从 ゚∀从「……」

川 ゚ -゚)「ツンの方が大事なんでな」

ξ#゚⊿゚)ξ「ッ!!」

その黒いスーツの下の、ワイシャツを掴む。
何を涼しげな顔をして言っているのか、この女は。

ξ#゚⊿゚)ξ「アンタが連れて来たのよ……!? ふざけた事ぬかしてんじゃないわよ」

从 ゚∀从「別にいいよ。出てけってクーに言われたら、出てくしかないし」

そう言い、ハインはリモコンでTVを消すと、こちらへと歩いてきた。
その声に、感情は見えなかった。

川 ゚ -゚)「う~む。やっぱり駄目だ、出ていくな」

ξ#゚⊿゚)ξ「はぁ!?」

川 ゚ -゚)「ハインの方が可愛い。ツンが出てけ」

くしゃくしゃになったワイシャツの襟。
今だそれは握られているのに、さっきからクーは眉一つ動かす事はない。




16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:30 ID:+quJSuzfO

クーってやつは私をとにかく振り回す女だって事を、忘れていた。

川 ゚ -゚)「む、やっぱりツンも駄目だ。2人とも出ていくな。
     一生ここに居て、私と愛を育もうジャマイカ」

ξ ⊿ )ξ「……はぁ~」

……疲れた。
怒りなんか、どこかに飛んでいってしまった。

……それが狙いか。恐ろしい奴ね。

川 ゚ -゚)「まぁゆっくり話し合おう。
     誰だって不満はある、人間だもの」

シャツを直し、またも冷静に言う。
疲れる。いつもいつも振り回される……。

从 ゚∀从「ん? 俺出てかなくていいのか?」

('、`;川「みたいだね」

从;゚∀从「はぁ、よかった」

ξ゚⊿゚)ξ「……ふんッ」




17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:32 ID:+quJSuzfO

4つの椅子と、大きなテーブル。
高い足のそれらは、ダイニングに置かれている。

そこが私たちの食事する場所で、話し合いの場でもある。

ちなみに、キッチンとの間に壁などはなく、リビングとダイニングの間にも無い。
それぞれ広くはなく、一応のLDKという感じ。

川 ゚ -゚)「さて、今日のご飯はなんだ?」

ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと! 夕飯の前に話よッ!?」

川 ゚ -゚)「冗談じゃないか……そんな鼻息を荒くするな。
     それで、何の話だったかな?」

ξ#゚⊿゚)ξ「この馬鹿の話よッ!」

右に指差し言う。
私の左にペニ、正面にはクー。
横長のテーブルなので、年長順にペニとハインは狭い方だ。

从 ゚∀从「え? 俺の話なの?」

……どいつもこいつも。




18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:34 ID:+quJSuzfO

川 ゚ -゚)「とりあえず、君は何をそんなに努ってるんだ」

('、`*川「ハインがツンちゃんのお菓子を勝手に食べたの」

川  - )「……君は……はぁ~」

ペニがお茶を入れながら言った言葉に、クーは肩肘付きながらまた深いため息を吐く。

ξ#゚⊿゚)ξ「違うわよッ! 私が許せないのは、コイツが謝らない事よ!!」

从 ゚∀从「ごみんちゃい」

ξ#゚д゚)ξ「ファーーーーーーィ!!!!!11」

Σ('、`;川「!?」

川 ゚ -゚)「怒ってるのかそれは」

ξ#゚⊿゚)ξ「……まぁ確かに、私も大人気なかったわよ。
      でもコイツの態度は全くもって気に食わないわ!」

从 ゚∀从「まぁいいじゃん」

ξ#゚д゚)ξ「黙らっしゃいッ!」




 


20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:36 ID:+quJSuzfO

川 ゚ -゚)「それがハインだ。しょうがないさ」

ξ#゚⊿゚)ξ「尚更よ! 一緒には住めないわッ!!」

从 ゚∀从「俺はツン嫌いじゃねぇけど」

ξ#゚⊿゚)ξ「……」

('、`*川「ハインもさ、ただ不器用なだけだよ。
     ツンちゃんももう少し分かってあげて?」

ξ゚⊿゚)ξ「……ふんッ」

川 ゚ -゚)「まぁとにかく、だ。ハインは家に置いてやる事に決めた。
     それは悪いが、覆えさんよ」

ξ゚⊿゚)ξ「……ただの家出じゃない。理由も言わないし」

从 ゚∀从「……」

押し黙るハイン。
こいつはクーが、突然連れてきた人間だ。
家出したから、ここに住まさせてほしい。だ、そうだ。




21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:38 ID:+quJSuzfO

ξ゚⊿゚)ξ「大体未成年よ? アンタなにかあったら責任持てるの?」

川 ゚ -゚)「持つさ。今は私がハインの保護者だ。
     まぁ近々、彼女の家に行く気だが」

从;゚∀从「なッ!? 聞いてねぇぞッ!!」

川 ゚ -゚)「言ってないもん」

ξ゚⊿゚)ξ「行ってほしくないんだ?」

从;゚∀从「いや……そういうわけじゃ……」

('、`*川「これから暫らくでも居るつもりなのなら、
     早いうちに話しはしないといけないしね、親御さんと」

川 ゚ -゚)「大丈夫だ。君は連れていかないから」

ハインは少し息をつき、また黙った。
なんかあるのは分かるけど、言わない以上興味もない。
ていうかそれよりも……。

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、なんか忘れてない?
      私はコイツがここに住む事を、まだ認めてないんだからねッ」




 


23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:40 ID:+quJSuzfO

川 ゚ -゚)「……いいかハイン、世の中にはな?
     私のように天使が如く優しい巨乳ばかりじゃあない。
     あの巻き毛のように、悪魔の心を持つ貧乳もいるんだ悲しい事に」

('、`*川「ストレス社会が生んだ、悲しい産物……」

从´゚∀从「可哀想にな……」

ξ#゚⊿゚)ξ「るせぇッ!! とにかく私は認めないからねッ!!」

川 ゚ -゚)「はいはい。ペニ、ご飯」

ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと!」

从 ゚∀从「腹減ったなぁ。今日はなんだ?」

ξ#゚⊿゚)ξ「おい!!」

('、`*川「今日は秋刀魚が安かったから塩焼き」

ξ#゚⊿゚)ξ「無視すんな!!」

川 ゚ -゚)「お、いいな。早く用意してくれ」




24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 16:41 ID:+quJSuzfO

ξ#゚⊿゚)ξ「聞きなさいよッ!!」

川 ゚ -゚)「ツンは食べないのか?」

ξ#゚⊿゚)ξ「た、食べるわよッ! 当たり前じゃない!!」

从 ゚∀从「ご飯~ご飯~♪」


その後、秋刀魚の腸まで綺麗に食べ、シャワーを浴び、アイスを食べ。
すっかりハインへの怒りなどは消え、私はベッドに潜った。

……まぁ明日よ、明日。
明日こそきちんと話しつけるんだからッ。




rn1....end.







31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:02 ID:+quJSuzfO
 VIP市西地区公園前のマンション。

 建てられたのもわりと最近とあって、かなり綺麗な作りをしている。

 流石にオートロックやらは付いてないけど、2LDKで住むには充分。


 まぁでも、4人で住むには少し狭いんだけど……





('、`*川VIPウエストパークマンションなようです




 rn.2 伊藤家の食卓








 


33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:05 ID:+quJSuzfO

('、`*川「はぁ……」

(´・ω・`)「伊藤さーん。これ持っててー」

('、`*川「ほーい……」

渡されたのはコーヒー。
バーボンハウス名物の、『KSMSコーヒー』だ。

いい匂いを放つそれを持ち、端の席に座るツナギを着たお客さんの元へと運ぶ。

('、`*川「くそみそコーヒーお待たせ致しましたー」

「うほっ」

おっと間違えた。隠語を使ってしまった。
まぁいいや。

('、`*川「ごゆっくりどー↓ぞー↓」

適当に挨拶し、さっきまでしていたテーブル拭きの作業に戻る。

(´・ω・`)「ちょっと……伊藤さん」

('、`*川「はい?」




34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:08 ID:+quJSuzfO

呼ばれ、カウンター越しも何なのでカウンター内へと足を運ぶ。
ショボンさんは相変わらずのしょぼい顔を更にしょぼくしていた。

(´・ω・`)「もうちょっとこう……やる気、出せない?」

('、`*川「いい男に興味ないですから。
     それよりショボンさん、新しいバイトの子は見つからないんですか?」

(´・ω・`)「……君がセクハラするから皆辞めてくんじゃないか」

('、`*川「あれは愛情表現の一種です」

(´・ω・`)「愛情表現の一種で、仕事中にお尻を触るのはやめてくれないか……」

('、`*川「うぅむ……厳しいですね」

がらんとした店内に広がるのは、まったりとしたジャズのBGM。
このふいんき(欲求不満で変換(ry と、稀に来る女の子目当てで勤めてるここを辞めたくはない。

('、`*川「善処はします。なので、至急バイトを募集して下さい」

(´・ω・`)「まぁ……やっておくよ」

d('、`*川「女限定で夜露死苦」






 


36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:11 ID:+quJSuzfO





夜の帳がなんちゃらかんちゃらな頃。15の少年がバイクを盗みそうな頃。

('、`*川「お先失礼しまーす」

(´・ω・`)「はいお疲れさま」

女子高生も来ないバーボンハウスでの仕事は、適当に終わった。
というか適当に終わらせた。期待しながら過ごす、というのは疲れるのだ。

('、`*川「今……20時か。閉店時間統一して欲しいなぁ全く」

ショボンさんは気紛れなので、開店や閉店の時間が気分で変わる。
その適当な感じが気に入ってはいるけど、帰る時間が疎らになり寄ってたかって文句を言われるのは私だ。

('、`*川「まぁ知らせてはいたし、何か食べてるでしょ……」

空気が冷えたからかよく聞こえる車のエンジン音を右手に受け、私は家を目指す。

元はお姉ちゃんと住んでたのだが、今や4人住まい。
それでもハインは可愛いし、最初のツンちゃん程のツンツンっぷりは無い。
むしろ賑やかで私は嬉しいんだけど……。




37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:12 ID:+quJSuzfO

('、`*川「ツンちゃんがなぁ……私の時もアレだったけど」

お姉ちゃんが居なかったら、殺るか殺られるかまで発展していた仲だったと思う。
それほどツンちゃんは歩く言葉の凶器だった。

('、`*川「……喧嘩してないといいけどなぁ」

昨日は何とかなったけど……どうだろうか。

そんな事を考えてる内に、気付けば家に着いていた。

内と家。うちとウチ。

('、`*川「プッ」

西区にバーボンハウスはあるので、歩きでも直ぐに着ける。
やっぱりいい職場だ。

マンションのエレベーターはあるけど、階段を登り、私のお家へと進む。
ダイエットと健康のために最近始めたのだが、やはり疲れる……。

そして着いた、ルームナンバー132。
1号棟の、3階の、2番目の部屋。

('、`*川「……静かだな。外食したのかな?」




38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:14 ID:+quJSuzfO

軽く不審に思いながら、ドアノブを回した。

('、`;川「暗ッ……電気くらい点けといてよ……」

鍵は掛かってないけど、おかえりの声もなし。
シンと静まり家の玄関を抜けリビングまで行くと……。


暗かった。

('、`*川「電気、電気……」

闇の中手探りで、壁のスイッチを探す。
パチッと押すと、一気に視界はカラフルになった。

('、`*川「……どうしたの?」

そのカラフルな視界に、3つの死体、もとい死体のような3人が写る。

ソファーに寝転がる金髪。ハインだ。
一人掛けのソファーにぐったりと座る黒髪。お姉ちゃんね。
ツンちゃんは絨毯の上に転がっていた。

川ヽ - )「おぉ……救世主だ……」

ξヽ ⊿ )ξ「助かった……」

从ヽ ∀从「ペニ……飯……」




39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:16 ID:+quJSuzfO

言わんとする事は把握した。

('、`*川「もう……カップラーメンあったでしょ?」

キッチンの電気を点け、ダイニングにある大きな食器棚の、下の棚を漁る。

('、`*川「ほらあったじゃん。ちょうど4つ」

カップラーメンの赤いやつ。基本のアレだ。
いつ買ったかは忘れたけど、非常食みたいなものだし食べれるだろう。

4つをテーブルに置き、お湯を沸かすため中型の鍋を取る。
ふと後ろを見ると、ゾンビのように3人がテーブルに群がっていた。

川ヽ゚ -゚)「おぉカップラーメン様じゃあ……」

ξヽ゚⊿゚)ξ「カップラーメン様ぁ……」

从ヽ゚∀从「もうこのまま食おうぜ……」

本当にそのまま行きかねない。
少なくとも、上のエビやら玉子やらは食べるだろう。

後から具を取られるのは目に見えたので、4つともシンクに避難させた。

('、`*川「あ、お湯2人分しか作れないや」




 


41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:19 ID:+quJSuzfO

鍋に水を入れながら気付いた。中々に底が浅いのだ。
取り敢えず鍋を火にかけ、後ろに振り向く。

川 ゚ -゚)「……どういう事だ?」

('、`*川「2つ作って沸かして、また2つ作る。
     だからジャンケンでもして順番決めてよ」

ポットはあるけど、基本使わないからいつも空だ。

大きい鍋を使ってもいいけど時間がかかる。
そうすると割りを食らうのは私。理不尽だ。

川 ゚ -゚)「よし、ならばジャンケンだ。
     勝った者が誰よりも早くラーメンを喰らえる」

ξ゚⊿゚)ξ「ふん、面白いじゃない」

从 ゚∀从「負けても文句言うなよ~」

川 ゚ -゚)「ほらペニ、お前もだ」

('、`*川「え、私最後でいいよ……?」

ξ゚⊿゚)ξ「なに言ってんのよ。そういうのは駄目よ」

川 ゚ -゚)「あぁ、認めんよ」




46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:21 ID:+quJSuzfO

……恥ずかしながら、こういう時に。
あぁ、家族だなぁって、思う。

('ー`*川「……うん」

川 ゚ -゚)「だが分かってるな? 君はグーしか出せないから」

('、`*川「……へ?」

ξ゚⊿゚)ξ「アンタは何故かグーしか出せないのよ。
      いい? 空気読みなさいよ?」

('、`;川「……」

从 ゚∀从「ほいさ、ジャ~ンケン……」

ぽんっと出された、私の右の握り拳。
みんなはパー。負けた。

('、`*川「……おかしいでしょコレ」

川 ゚ -゚)「はいペニ負け」

ξ゚⊿゚)ξ「弱いわね」

('、`;川「いじめ?」




52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:24 ID:+quJSuzfO

力強くない、何処か情けない握り拳を見つめていると、場のふいんき(欲求不満(ry が突然変わった。

从 ゚∀从「ぜってぇ負けねぇ……!!」

ξ ⊿ )ξ「ジャンケンで殺す……ジャンケンで殺す……!!」

川 ゚ー゚)「フッ……私に適うと? 身の程を知れ貧乳ズが」

貧乳ズ……何という響き。
そのhin-nyu'sは闘志をむき出しにして、己が敵達を睨みつけている。

ξ#゚⊿゚)ξ「恨みっこ無しの真剣勝負待った無しッ!!」

从#゚∀从「最初はグーッ!!」

川 ゚ -゚)「ジャンケン……!!」

そりゃぁぁあ!!と、ハイン。
でゃぁあああ!!と、ツンちゃん。
聞き取れない奇声がお姉ちゃん。

取り敢えずお姉ちゃんが一番うるさかった。

そして結果は、ハインがパー。ツンちゃんグーの、お姉ちゃんチョキ。
あいこだ。




56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:27 ID:+quJSuzfO

ξ゚ー゚)ξ「ふんッ、頭がパーだからパーしか出せないのね……!」

从#゚∀从「るせぇッ!! あいこでッ……!!」

ひょおおおおおい!!と、ハイン。
エクシード!!と、ツンちゃん。
また聞き取れない奇声、いや超音波がお姉ちゃん。

もうみんなうるさいよ。

そして結果は……!!


ツンちゃん……チョキ!!
これは間違いなくハイン狙い……!

そしてそのハインは……チョキ!?
ここまではあいこ……でも、お姉ちゃんは!?


川 ー )「フッ」

ξ;゚⊿゚)ξ「ぐ、グー……!?」

从;゚∀从「馬鹿な……」




61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:29 ID:+quJSuzfO

('、`;川「ざわ…ざわ……」

川 ゚ー゚)「簡単な事さ……。
     ツンは間違いなくハインを潰しにかかり、ハインは同じものは出さない。
      ツンがチョキでハインがグーチョキなら答えは1つ……!!」

川*゚∀゚)「ローリスクハイリターンのグーを出すまでしゃアヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!11」

狂ったような、奇妙な笑い声をあげるお姉ちゃん。

あ、むせた。

川;゚ -゚)「げほっぐほっぐえぇ……ま゙ぁ゙とにがく、私゙の勝ちだ……!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「くっ……まさか読まれるなんて……!」

从;゚∀从「畜生ッ……!」

川 ゚ -゚)「ふん、私に勝とうなど、天に唾を吐くような行為だとも気付かずに……。
     貴様ら愚民のクズなどに負けるわけないだろうがッ!!」

川#゚ -゚)「恥を知れ貧乳共がッ!!
     街のゴミも拾わぬ社会のカスがッ!!!11」

ξ#゚⊿゚)ξ「なんでジャンケンに負けたくらいでそんなボロクソに言われなきゃなんないのよッ!!」

('、`;川「落ち着いてお姉ちゃん……キャラが……」




64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:31 ID:+quJSuzfO

崩壊したお姉ちゃんの肩を掴み座らせる。
空腹のせいでか、頭がアレになるお姉ちゃんをなだめるのはもう慣れたものだ。

ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいわッ! アンタに勝てばいい話だしね!!」

从 ゚∀从「あ? 俺に勝てると思ってんのかよ貧乳」

ξ#゚⊿゚)ξ「あァ!?」

(ー、ー*川「でもツンちゃんの方が……」

空中で手をモミモミして、2人のサイズを思い出す。
伊藤流108性技の1つ、エアーおっぱいだ。

モミモミモミモミ……

('、`*川「うん。ツンちゃんのがちっちゃずべらッ!?」

殴られた。

ξ#゚⊿゚)ξ「最初はグゥーッ!!」

从 ゚∀从「ジャンケン……!!」


 从#゚д从「「ポンッ!!」」ξ(゚д゚#ξ






 


68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:35 ID:+quJSuzfO

どう見ても変な顔によるジャンケン勝負は、ハインがチョキ。ツンちゃんがパー。
よって、ハインの勝ちだ。

从 ;∀从「勝ぁったぜぇー!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「んなッ……くッそぉ~……!!」

从 ;∀从9m「頭がパー!! 頭がパー!!」

泣き、爆笑しながらツンちゃんを指差すハイン。
これはツンちゃんじゃなくても腹が立つな……。

('、`*川「んじゃツンちゃんお箸出してー」

蒸気を隙間から吹き出し、グツグツと音をたてる鍋。
中のお湯をカップに入れ、テーブルに2つ持っていく。
半端に残ったお湯に水を足し、またコンロの上へ。

从 ゚∀从「3分とかなげぇなぁー」

川 ゚ -゚)「日清が考えた時間なんだ。しっかり守れ」

変な所で細かいよね、お姉ちゃんって。






70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:36 ID:+quJSuzfO

暫らくして沸いたお湯はラーメンが出来るより早かったらしく、
お姉ちゃんにより我慢させられていたハインも食べてはいなかった。

('、`*川「はい、ツンちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「ありがと」

从 ゚∀从「なぁクー、まだぁ?」

川 ゚ -゚)「あと2秒」

('、`*川「数えてたんだ……」

从 ゚∀从「……うっしゃ2秒! いただきやすッ!!」

バッと箸を掴み、むせそうな程一気に麺をすするハイン。
お姉ちゃんは静かにズルズルと……美味そう。

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと寄越しなさいよ」

ピンクの箸を使い、ツンちゃんはハインのラーメンを襲う。
叫び嫌がるハインとの数秒の死闘の後、ツンちゃんが手に入れたのは、エビ。
すぐにそれを口に持っていった。

从;゚∀从「アッー!」




71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:39 ID:+quJSuzfO

ξ゚⊿゚)ξ「……ん、美味いわね」

从 ;∀从「クー! エビ、俺のエビ取られたぁー!!」

川 ゚ -゚)「よしよし。全く、大人気ないな君は……」

ξ゚⊿゚)ξ「ふんッ、なんとでも言いなさい」

从 ;∀从「エビぃ……エビぃ……」

川 ゚ -゚)「ほら、私のあげるから泣くな」

('、`*川「可哀想ハイン……出来たら私のもあげるからね?」

从 ;∀从「クーとペニ優しい……」

ξ;゚⊿゚)ξ「……」

少しは反省したのか、罰が悪そうにツンちゃんはそれから喋る事はなかった。




rn.2....end.







80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:44 ID:+quJSuzfO
あ、終わったんで支援いいですよ?それでは失礼します




81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:07/10/15 17:44 ID:Bp2J1/Oe0



スポンサーサイト




banner_01.gif

[ 2007/10/15 00:00 ] ξ゚⊿゚)ξ | TB(0) | CM(0)
, このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
DMM.com
DMM.com DVD・CD・本・フィギュアホビー販売 DMM.com 映画・ドラマ、アニメのダウンロード販売 DMM.com DVD通販&レンタルの総合エンターテイメントサイト
プロフィール

newsvipblog

Author:newsvipblog
2008年11月2日ブログ開始
ブログにいろいろ機能付けていきたい

フリーエリア
banner_01.gif
最新記事
最新トラックバック
DMM.com
DMM.com ゲーム通販 全国送料無料!
QRコード
QRコード
FC2ブックマーク